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6.22020
スタジオレッスンが少しずつ再開します
昨日6月1日よりオンラインと、人数制限のもとスタジオに来る生徒さんに分けてのレッスンが始まりました。
いつもオンラインでみんなの顔を見ていましたが、やはりみんなの顔を直接見れて、近くで一緒にみんなでレッスンできることのたのしさを改めて感じました。
オンラインとあまり変わらないバーレッスンのメニューでしたが、子供たちは楽しかった!明日筋肉痛になりそう!体中が痛い!と嬉しそうに(笑)言っていました。
またスタジオレッスンの生徒さんは少し残って久しぶりにターンやジャンプをやってみましたが、意外にもターンがよくなっていて、自粛の間バーレッスンの基礎をみっちり見直すことが来たことが大きかったのかなと感じました。
オンラインだと横からのラインが全員よく見えることで、沢山の発見があり、生徒たちもアーカイブの動画で自分の姿を見て、自分で気づく、自分で直す、という意識がついたことは、思わぬ副産物だったと思います。
さらに振りを覚えていない、言われた注意を聞いていない生徒さんはzoomだとよりはっきりわかってしまうので、それぞれが自分の頭で考えることの大切さを感じたのでないでしょうか?
オンラインレッスンでは教師が生徒を触って直せない代わりに、生徒さん自身が教師のお手本をよく見る、そして良く話を聞いて理解する力、自分で自分の身体を観察して修正する力がより強く求められます。
私が学生のころ学んでいた恩師はいつも「一を聞いて十を知る人になりなさい」とおっしゃっていました。
本当に優れたダンサーは何度も手とり足とり教えてもらわなくても、勝手に学んで勝手に上手になっていきます。
それだけ物事をよく見るという洞察力、話を聞いたらよく理解して実行に移す能力があるということです。
この力がなくても、しつこく何度も根気つよく、咤激励しながら教えてくれる教師に出会えれば、本人の努力次第である程度までは上手になるでしょう。
でもその後、例えば海外に留学してあまり目をかけてもらえなくなったら、途端に上達がストップしてしまう人は沢山います。
丁寧、親切にわかりやすく何度も説明して教えてもらうことに慣れてしまうと、生徒の力が弱くなってしまうことがあります。
もちろんここではどんな生徒さんも上達できるようにサポートしていきますが、一番大事なのはやはり生徒が一を聞いて十を知る力を身に着けること、例えば一度教師のお手本を見ただけで、その感覚や違いが分かる目、教師から言われた一言で気づいて、自分で考えて上達できる真の力を身に着けることです。
これはバレエの世界だけではなく、学校の勉強でも、どの職業でも求められるスキルです。
そしてこの能力が身につけば「学ぶ」、ということがより楽しくなるのではと思います。
そうはいっても本当に難しいスキルですね。
恩師は私たちの理解力が悪いと「猫に小判ね」と言われてましたが(笑)
そんなこんなで叱られながらも、いろんなことを教えてくださいました。
みんなも私も、いまだ学びの途中です。
少しずつ一を聞いて十を知る人になれるよう(くれぐれも知ったつもりにならないよう!)一緒に頑張っていきましょう。
少人数ずつですがみんなに会えるのを楽しみにしています♡
私事ですが、外出自粛の間にリモートコラボをさせていただきました。
良かったら覗いてみてください!