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ワガノワメソッド、教師トレーニングセミナーを終えて

先日、5日間に渡り、ボリショイバレエ アカデミー主催の、5-9歳のオンライントレーニングセミナーを受講しました。

トレーニングの内容はすでに当スクールでも取り入れていますが、実際にボリショイバレエ アカデミーの生徒さん達によるクローズアップのデモンストレーションを見たり、教師がどのように子供達を触り、声がけしているか、たくさんのアイディア、育てていく過程についてたくさんの知識を共有していただき、とても有意義な時間でした。

本物を見る、本物を知る、ということはとても大切なことだと改めて実感しました。

さまざまなトレーニングがありますが、土台に必要なのはまず、柔軟性、これがないと、同じトレーニングをしても結果、効果は全然変わってくるものですね。

柔軟性と筋力を同時に鍛えていくプログラム、バレエにそのまま使えるエクササイズというのが、この5-9歳の時期に重要視されるフロアーバレエ の利点ですが、年々エクササイズも進化していることを感じました。

重力の負荷が少ない床でのトレーニングなしに、バーレッスンをしても、重力に負けて、手脚を張ることができず、なかなか効果が出ないので、焦らず床のトレーニングに時間をかけること、床のトレーニングで、強くてしなやかな脚、つま先や強い背中、体幹の筋力をつけることこそが、遠回りのようで結果的に上達の近道になります。

受講生から、身体が硬い生徒さんに対する対応についての質問がありましたが、やはり毎日コツコツストレッチをすることを強調されていました。

ストレッチは好きな生徒さん、嫌いな生徒さんに別れがちでだんだん差が開いてくるのですが、すぐに効果を感じられなくても毎日の習慣化にして、取り組んで欲しいと思います。

現在ウクライナ、ロシアが辛く悲しい戦争を繰り広げていますが、ロシアの生徒さん、教師陣はみな、素晴らしくあたたかで、一生懸命に私達受講生にデモンストレーションを見せてくださり、教えてくださいました。バレエ 、芸術にリスペクトを持ち、教育という視点においても、子供達が楽しんで学べるよういろいろと工夫されているのを感じました。

バレエ の歴史においてもロシアの功績は大きく、現在のクラシックバレエ 作品の殆どがロシアで作られたものです。

一日も早く戦争が終わることを願ってやみません。

 

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